Ep.06 別れのシーズン

卒業式

３月は卒業式のシーズン。地元の高知新聞にも各種学校の卒業式らしい 風景のカラー写真で、その様子がよく伝えられていました。

　私の長男も小学校６年生で、先日２３日に卒業式を終えたばかりです。卒業証書授与式とありますが、式次第の 内容は今も昔もほぼ変わりはありませんでした。
　入場、立礼に始まり、

1. 開式の言葉
2. 国歌斉唱
3. 校歌斉唱
4. 卒業証書授与
5. 校長先生のことば
6. お祝いのことば
7. 記念品贈呈
8. 別れのことば
9. 閉式のことば

　で終わり、立礼、退場となりました。

校長先生の言葉に「４月からは自分探しの旅を！」とありました。
小学校生活での楽しかったことやあらゆる経験を生かし、それらの自信を基に自分をよく見つめ、未来に向かって 大きく羽ばたいて下さい。とお話は続きました。
　本当にその通りで、そうあってほしいなと思いました。
別れのことばでは、在校生から卒業生へ、卒業生から在校生や先生への贈る言葉や歌に我々父兄は感動し 涙が止まりませんでした。６年間のすべてが次々と浮かび上がりました。そして、我が子の成長を特に感じたのは 私だったかもしれません。

　卒業式を終え、私は思いきって教室に向かいました。私が離婚してから教室へ足を踏み入れたのはこの時が 初めてでした。なぜなら、離婚の時に教室には入るなと止められていたからです。しかしこの場に及んでそんな へったくれもなにもありません。私にすれば我が子がお世話になった教室や先生に一言お礼を申し上げたい、 その一心でした。２年間たいへんお世話になったであろう先生には、やっとやっと感謝のことばを伝えることがで きました。

　私のジコチューの虫もこれで収まり、なんとか仕事に戻ることができました。

セレモニー（Ceremony）

無事に卒業式を終えた長男は、今は糸が切れた凧のように遊んでいるでしょう。しかし、 今思い出しても「よかったなあ～！」と感動の卒業式だったのですが、卒業式も儀式（セレモニー）ですよね。
　ブライダル用語辞典の中に、儀式とは【公事・神事・仏事または慶弔の礼に際し、一定の規則に従って行う作法、行事】　　とあります。
　辞典ですから難しく書いてありますが、卒業式の式次第みたいなことでしょう。
皆さんの記憶にもきっと残っていることと思います。保育園や幼稚園の入・卒園式に始まり、小・中学校、高校、 大学の入学式も卒業式もすべて忘れられない儀式の数々です。
我々は幼少のころから、知らず知らずのうちに儀式というものにふれていたのです。

　 結婚式は人生の通過儀礼の中でも最も大切な儀式です。
結婚式をしなくても良い、と言う新人類の出現もあるものの、ブライダルコーディネーターという立場上、やはり　 「どんな形式であれ、結婚式は必要である」　と私は声を大にして言わなければなりません。

　照れくさいとか、面倒くさいとか、費用の面で親に負担をかけたくないからと言って、理由を付けて逃げていません か？

　私達コーディネーターはもちろん、それぞれの分野（式場、会場、衣裳、美容、写真、ビデオ、司会、花、引き出物、 のし等）には専門のプロがいます。納得のいくアドバイスで皆さんの悩みは絶対解決まちがいなしです。

　まずは気軽に相談してみましょう。一人で考えてても前にも後ろにも進まない時もありますよ。 それからじっくりと考えてもいいんじゃないでしょうか？

　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ああ悲しいＳＰＥＥＤ解散・・・