父養寺あじさい街道

あじさい街道と言えば、春野町のあじさい街道を思い浮かべる方は多いと思いますが、土佐山田町から野市町へ行くまでに『父養寺あじさい街道』と言われるあじさい街道があることを、昨日初めて知りました。

田植えされたばかりの緑美しい田園を見守るように、色鮮やかなアジサイが咲き始めていました。昨日は高松に日帰りでボウリングに行っていましたが、、その前にちょっと寄り道しようということになり、立ち寄った先がこの『父養寺あじさい街道』です。

私はこの土佐の高知に生まれ住んで、もう46年になるというのに、自然の中で、こんな美しいあじさい街道があることを全く知りませんでした。しかもそのあじさい街道の隣には用水路が流れていて、そこにはまもなく蛍が見えるようになるんだとか・・・。

あじさいの手入れをずーっとされていらっしゃるおじいさんにも、ちょうどお会いすることができました。 肥料を与えたり、雑草を抜いたり、とても大変だと思いますが、おじいさんがお世話してくださっているお蔭で、私達は美しいアジサイを見て、きれいだなぁ・・・と、心癒され、楽しませていただけるんです。

このアジサイは何色になっていくかな～？
あと一週間後にまた見に来たら、花が大きくなって緑が隠れ、かなり色鮮やかな街道になってくるだろうなと創造しながら、ゆっくり眺めていると、老人介護施設の車だと思いますが、おじいさんやおばあさんを乗せた車が2台3台と、ゆっくりと横を通って行きました。

95歳になる母の叔母ですが、施設から連れてきてあげると同じように喜ぶんだろうなぁ～と思いました。 その叔母は昔々英語の教師をしていたそうで、私も中学校の時に、個人的に教えてもらっていました。

おばちゃんは、追手前高校等公立高校の英語教師をしていましたが、結婚歴はなく、子供もいません。なぜ結婚しなかったのか・・・？その理由を私は知りません。

兄弟も多く、その中の何人かは結婚し、子供も生まれ、甥や姪がいる昔なら、ひとりやふたり結婚しなくてもいいかもしれませんが、これからの時代はそうはいきません。自分の身は自分で守るしかない世の中になっています。かと言って、ひとりで生きていくのは困難な時代です。

私は気の合う仲間をたくさん作り、二人三脚できそうなパートナーを探し、60歳、70歳、80歳の晩年を、寂しくない、困らない、人に迷惑もかけない人生で、幕を閉じたいと思います。

アジサイを見ながら、ふとそんなことを考えてしまった休日でした。