Ep.18 「青い鳥探して」

今どきの結婚

　春分の日を過ぎた２１日、桜の開花宣言が愛媛県宇和島に午前！そして引き続く午後、高知県地方に全国２番目として発表されました。暖かな日中、衣替えをしながら切り抜いていた新聞にふと目を留め、しばし感慨にふけった休日となりました。

　その切り抜きとは、２月２６日より３月１０日まで地元高知新聞のトップ面に掲載されていた、〈６８万人社会に挑む〉の第３部、「青い鳥探して」・・・今時の結婚！と題したもので、写真部の吉良憲彦さんのカラー写真と共に、政治部の松井久美さん（独身）が取材に当たりながら自分自身の想いも交え、結婚に対して我々読者に問題を投げかける１０回の連載記事でした。
　たぶんたくさんの方が読んでいらっしゃるであろうこの記事を読みながら、独身男女或いは我々ブライダルに携わる皆さん等、どのような気持ちで読んでいらっしゃったのかしら・・・と、読む度に思い考えさせられたことでした。

1. 基盤・・・個人と社会のはざま
2. 適齢期・・・「したいとき」なのか
3. 出会い・・・自然な流れの先に
4. 自由気まま・・・子供でいたい？
5. 責任・・・つい、頭で考えて
6. 親の気持ち・・・促すも、阻むも
7. 離婚・・・昔より容易になった？
8. 市町村の対策・・・地域存続に危機感
9. 政策・・・ジレンマとともに
10. 未来に・・・一歩踏み出して

　これらの見出しから、具体的な内容が想像できる筈はないものの、いろいろな要因に作用されながら、今時の結婚が成り立っている或いは成り立っていないと、ご想像いただける事と思います。
松井さんが取材された男性８名女性５名（すべて仮名）のありのままの言葉や思いをいかに伝えるか、非常に苦労されたであろうし、取材を進めながら常に自問自答を繰り返していたであろうと窺える内容・・・。
　またこの記事を書いた彼女にとっては自らの足で調べ上げたすべてのデータが大変貴重な物であっただろうし、一人前の記者として仲間入りされている今後の自分を見つめ直す、生涯忘れられない取材になった事とご推測いたします。

　益々のご活躍を期待しておりますし、そんな松井さんを理解し見守り支えて下さるような男性、そして松井さんご自身も「この人だ！」と思えるような素敵な男性がいち早く現れることをお祈り申しております。

いちごジャムのトースト

パソコンに向かう傍ら、いちごジャムの甘い香りで部屋中がいっぱいになってきました。この季節になると近くの八百屋さんで１００円台の安いいちごがある時が、たまにあります。そんなとき、４パック入りの箱ごと手に取り、「これ頂戴！」と思わず声が出ています。今日もほとんど衝動的に買ってしまいましたが、手作りのジャムがこんなに美味しいと知ってからは市販のジャムは今ひとつ・・・と感じても仕方がありませんよね。
　深い鍋にいっぱいあったいちごが自然に崩れ、果汁が出てくると共に甘い香りを放ちます。時々混ぜながらコトコト煮、かなり煮えたなと思えたらレモン果汁と砂糖（甘み控えめ）を入れます。
途端に鮮やかな赤いいちごジャムの完成！食パンにバターとこのジャムを塗り、美味しいであろうと想像しながら火を消しました。

　明日は祖父の米寿のお祝いの為、親戚一同や県外にいる弟家族が集まります。ジャムは祖父や両親、弟家族に少しずつだけれど持って帰って貰えばと思い、用意していた瓶に冷めたジャムを詰め、早速味見。
　お気に入りのパン屋さんの食パンを焼き、バターとジャムを塗り、再びオーブンで軽く焼きます。いちごジャムが温かくなることで風味がいっそう増します。

　このようなトーストに卵料理などの洋食、或いはふっくら白いご飯と温かなみそ汁等、朝食を愛する人のために作り、「今日は忙しくなりそう・・・？」とか会話しながら一日の基本である朝食を一緒に頂く。一人より二人で食べる朝食がどんなに美味しく、幸せな朝でしょう。生涯独身で我が道を進むもいいけれど、そんな平凡な幸せを感じることなく終えるのは少々寂しいのではないでしょうか・・・？

　これを読まれた貴方は否定されますか？それとも肯定？
私の経験上では肯定される方に、より多くの幸せが訪れてくると思います。
すでに結婚され子供さんもいらっしゃられる皆さん（私共のお客様も含め）は忙しさの毎日で、そうだったかしら・・・と忘れられた方も多いかもしれません。しかし、忙しさのあまり気が付かなかった幸せを、いつか必ずや再び感じる時を迎えます。
私ももう一度その幸せな日々を自らの力で手に入れたいなと感じる今日この頃です。

「幸せになりたい！」「楽しい！」と素直に思い喜べる自分を自らの手で作る・・・やっぱりこれしかないよ・・・ね！！

スマップ初ベストアルバム発売月