ファンキー末吉さんのロック放浪記vol56を読んで

「爆風スランプ」などのドラマーで活躍されていたファンキー末吉さんが高知新聞に【ロック放浪記】というタイトルで連載されている記事vol.56の中に、『花嫁衣裳高砂』の話が書かれていました。

両親が離婚後、相手の悪口を聴きながら育ってきたファンキー末吉さんは、自分が離婚することになった時には、子どもには自由に会っていいし、なるだけ相手ともめないよう努力してきたのだそうです。

自分の我だけを押し通すことなどせず、最低限きっと相手の立場を考え、配慮しながら離婚したのだろうし、離婚後も子どもや前妻の立場になって考え、きっと言動したのだろうなぁ～と、末吉さんのお人柄や懐の深さを同様に感じた内容でした。

でなければ離婚後も前妻と良い関係など築けるはずもないし、子どもを交えながら、20歳も下の女性と再婚することなど、なかなかできるわけありません。

微かに記憶があるのですが「ところでご結婚されるのはどちらさまですか？」と、ご質問させていただいたのは、恐らく私だと思います。

しかし、まさか前妻と再婚される奥様が、私ども花嫁衣裳高砂で、一緒に子どもさんの衣裳合わせをしていらっしゃったのだとは、とても理解できてなかったと思います。

前妻と現妻が仲良し・・・とまではいかなくても、子どもと自由に会えるのは、とても素晴らしいことだと思いますし、良好な大人な人間関係だなぁ～とつくづく感じました。

親の都合で離婚し、子どもたちに寂しい思いや不便な思いをさせないよう、子どもたちの心の傷が、少しでも浅くてすむよう、努力されることは親の務めだと思いますし、ファンキー末吉さんのように、私もこれからも努力していきたいと思います。

おおらかな広い心で事実を受け止め、くよくよいつまでもそれに執着せず、前向きに生きていくことができる人が多くなっていく時代になっていくことを真に願いたいと思います。