GOENプランニング ノッツェ高知サロン
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バスや電車など乗り物の振動は心と体に心地よく、すぐにうとうとと居眠りをし始める私ですが、先日の東京出張への飛行機ではめずらしく眠らなかった・・・というより、眠れなかったという理由について少しふれておきましょう。
翼の王国といえばどこの航空会社かおわかりになるでしょうが、ひととおりいつものように目を通し、なんとなく歌を聴きたくなってスカイオーディオの5チャンネルに合わすと、たまたまブライダル特集をやっていました。パーソナリティの南 美布さんのお話に始まり、1曲目はモーニング娘のハッピーサマーウェディング。これは知っていましたが、その他の9曲は全然初めての曲ばかりでした。いつも中学三年の娘にバカにされるのでこの際少しは曲も覚えようと思いましたが、今となってはどんな曲だったかすべて忘れてしまっています。
南さんのお話には6月の花嫁=ジューンブライドが今年は例年の三倍もの数だとおっしゃっていました。またミレニアムウェディングが影響していることや、通年でも6月が一番多いことなど。また、どなたに教わったのか、ミュージカル結婚式の話や、ゴーカート場での結婚式が・・・と楽しそうだなぁと想像してしまうようなお話でした。
したがって私の貴重な睡眠時間が取れずじまいであったことになりますが、嬉しかったことのもう一つに18年ぶりの短大時代の友との再会がありました。私と生年月日が同じであった彼女・美代が私の席の真後ろにいたのです。驚きのあまり「美代やない?」と大きな声を出してしまったほどでした。美代はご主人様と仕事で来たらしくお互い近況報告、連絡先を教えあうとバタバタと空港を後にしました。
その当時の頃を思い出し何とも言えない気持ちでコーヒーショップに座った私は、しばらくの間昔を振り返っていました。現在に至るすべての事柄が走馬燈のように私の身体を流れました。その間どれくらい時間が経過したでしょう。コーヒーを飲み終えると同時に気持ちも入れ替え、もちろん一目散に目的地へ向かった楠瀬でした。
さて、前回のお約束のお花やブーケについて、2件の花屋さんで教えていただいたことも交え私なりにお伝えいたします。
花嫁が手に持つブーケにはしっかりと意味が込められていることはご承知のことと思います。
西洋から伝わってきたようですが、男性がプロポーズをする時に、野にある花を摘み愛する女性にプレゼントをした事。そしてプロポーズを受けた証として一輪の花を彼の左の胸に付けた事から、必ずと言っていいほど花嫁はブーケを持ち、花婿はブートニアを付けるようになったのです。最近では花やブーケの種類もたいへん豊富となりました。
一般的にはキャスケードとラウンドをご注文される方が圧倒的だそうですが、中にはクレッセント(月形)、バスケット、リング、エンパイヤー(3段)、バッグ型等、個性のある物をご注文されています。
ブーケ制作の一番の苦労は、指定花材の調達だそうです。理想的には約一週間前に花材が手元にあること。花の種類や季節によって差はあるそうですが、真冬になかなか咲かない花を咲かせて使いたい時、真夏につぼみのままで使いたい時、デリケートな草、花を使いたい時など、開花調節や、鮮度保持にはたいへん気を使われているそうです。
制作のポイントとして、お客様によって花の希望や形、グリーンの種類、取り合わせの仕方など全く異なるので、希望とされるより多くの情報をお打ち合わせの中で収集し、それを元にいかに「形」に表現していくか?であり、決して自分の好みでブーケを作っているのではない・・・とおっしゃっていました。
制作時間的には「2時間、いや1時間で作り上げなければいけない」「でも物によっては3~4時間かかることもある」或いは「作り手の調子いかんによっても異なってくるよ」「手配を忘れてたぁー!とあわてふためいた電話がかかって10分で用意したこともあった」等々。
極めつけは<スズランのブーケ>のお話です。
挙式、披露宴が2日前の前撮り写真用にスズランと、グリーンだけで作ったブーケを納品されたそうです。撮影終了後回収に行った時、心配していた事態・・・。花すべてが本番に耐えられる様な状態ではなく、花材を発注し直し空輸、空港まで取りに行き、披露宴間際にやっと間に合わせたそうです。
弱くデリケートな花や、高知県内ですぐに調達できない花材は要注意。天候が悪ければ間に合わなかったかもしれなかった、「幸せスズラン」どころか「冷や汗スズラン」だったと、フローリストあきよしの社長、上田晃好さんが数年前の苦い経験を思い出し締めくくっていただいた事でした。
お客様から頂戴したお金の倍くらいかかったお仕事もあるという、まさにこれこそエピソードですね。
さて、いかがでしたでしょう。つまり、
自分の仕事に誇りと責任を持ったエキスパートは必ずお客様の満足を生むに違いないと言えるのではないでしょうか・・・!
皇太后様ご逝去の時
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